BMSG聖地巡礼12選|BE:FIRST・MAZZEL・HANA・STARGLOWのMVロケ地【異空間ロケの系譜】

BMSG所属グループのミュージックビデオを続けて見ると、ロケ地の選び方がはっきり違うことに気づきます。
カフェでも街角でも学校でもない。地下50mの治水施設。7ヘクタールの採石場。無人化が進む炭鉱の島。旧・成田空港駅の遺構。鎌倉五山第一位の禅寺。いずれも観光地として整備された場所ではなく、本来はまったく別の目的のために造られた巨大な空間です。
この記事では、BE:FIRST・MAZZEL・HANA・STARGLOWの公式MVで確認できたロケ地12か所をまとめました。あわせて、実際に入れるのかどうかも1件ずつ明記しています。この事務所のロケ地は「行っても入れない」場所の比率が特に高いためです。
地下・巨大構造物
首都圏外郭放水路(防災地下神殿・埼玉)— BE:FIRST『Mainstream』
埼玉県春日部市、地下約50mに造られた世界最大級の治水施設です。72本の巨大な柱が立ち並ぶ調圧水槽が「防災地下神殿」と呼ばれています。
BE:FIRSTの『Mainstream』(2023年9月11日MV公開)で、「地の底から頂点へ」というコンセプトを象徴する冒頭の場面がここで撮影されました。
見るには予約制の見学会に申し込む必要があります。 有料でコースが分かれており、ふらりと行って入れる場所ではありません。降雨の状況によっては施設が実際に稼働して見学が中止になることもあります。東武アーバンパークライン「南桜井駅」から車またはバスです。
都営大江戸線新宿駅(エスカレーター)— BE:FIRST『Mainstream』
同じ『Mainstream』のもう一つのロケ地です。大江戸線の新宿駅はホームが地下約38mと全国有数の深さで、地上との間をつなぐエスカレーターが非常に長くなっています。
地下50mの調圧水槽と、地下38mから伸びるエスカレーター。「地の底から頂点へ」というコンセプトが、ロケ地の選定そのものに表れている構成です。
ただし稼働中の駅設備なので、撮影のために立ち止まったり、エスカレーター上でポーズを取ったりすることはできません。乗り降りするだけの利用にとどめてください。
松井建設採石場(茨城・常陸大宮)— BE:FIRST『Sailing』
約7ヘクタールの採石場で、岩肌がむき出しの荒野のような地形が広がります。BE:FIRSTの『Sailing』(2024年12月4日MV公開)で、メンバー7人が岩場でパフォーマンスをする映像が撮られました。関東ではMVやPVの撮影に使われることの多い採石場です。
稼働中の民間の事業所です。 重機が動き、発破や落石の危険がある現場で、観光地ではありません。撮影は許可を得たうえで行われたもので、無断で立ち入ることはできません。行っても中には入れないと考えてください。
埼玉ロケーション・イベントスペースR17 — MAZZEL『Fire』
国道17号(熊谷バイパス)沿いにある、カート場を兼ねたイベントスペースです。MAZZELの『Fire』のDance Performance Video(2023年12月27日公開)で、撮影時はカートを移動させて倉庫をスタジオとして使い、HARUKIさん・KAIRYUさん・HAYATOさん・TAIKIさん・JYURIさん・AMANEさん・LOUISさんの7人がダンスを披露しました。工業的な内装が映像に生きています。
撮影・イベント用の貸出施設なので、一般客が自由に見学できる場所ではありません。
都営大江戸線新宿駅(エスカレーター)
島・自然
池島(長崎市・旧池島炭鉱)— BE:FIRST『ALL DAY』
長崎市の沖合に浮かぶ島です。かつて炭鉱で栄え、閉山後は人口が大きく減ったことから「第二の軍艦島」とも呼ばれます。BE:FIRSTの『ALL DAY』(2026年3月16日MV公開)の撮影地で、白いコンクリートの炭鉱アパート群や高い煙突が映像に使われています。
軍艦島と違い、池島は今も住民が暮らす有人島で、フェリーで渡って上陸できます。ただし旧炭鉱の施設には立入禁止の区域があり、勝手に入ることはできません。坑内を見学するツアーが運行されているので、内部を見たいならそちらを使うことになります。
長崎市の神浦港や佐世保の瀬戸港からフェリーが出ています。便数が少なく、日帰りだと滞在時間が限られるため、時刻表を先に確認して行程を組んでください。住民の生活の場なので、住宅や私有地には立ち入らないこと。
押戸石の丘(熊本・南小国町)— STARGLOW『Star Wish』
阿蘇の外輪山にあたる標高約600mの草原地帯で、巨石が並ぶ景観と遮るものがない広い空が特徴です。BMSGが初めて世に送り出したガールズグループ、STARGLOWのデビューシングル『Star Wish』(2026年1月19日MV公開)のロケ地で、草原と空を背景にメンバーが躍動する映像が撮られました。
丘の上は日陰がなく、風も強い場所です。天候によって体感が大きく変わるので、服装を考えて行きましょう。公共交通機関では行きにくく、阿蘇や黒川温泉方面から車での移動が前提になります。南小国町は黒川温泉のある町なので、温泉と組み合わせた行程が組めます。私有地を含む区域があるため、案内に従って歩いてください。
豊洲ぐるり公園(東京・江東区)— BE:FIRST『Message』
豊洲ふ頭を取り囲む区立の公園で、全長約4.5km、面積約15ha。水辺に沿って園路とウッドデッキが続き、園路の先端からはレインボーブリッジと東京湾を見渡せます。
BE:FIRSTの『Message』(2022年10月11日MV公開、1stアルバム『BE:1』収録)で、リュウヘイさんが水辺を背景にピアスを投げる場面がここで撮影されました。
無料で、時間の制限もありません。 この記事のなかでは最も訪れやすいロケ地です。ただし全長4.5kmと長いので、目当ての場所を地図で確認してから向かわないと歩き回ることになります。夕景と夜景の名所としても知られます。
駅
東成田駅(千葉)— HANA『Drop』
1978年に成田空港の玄関口として「成田空港駅」の名で開業し、1991年に空港ターミナル直下へ新路線が通ったことで役目を終えた駅です。当時のまま残る通路やホームがあり、秘境駅として知られています。
HANAのプレデビュー曲『Drop』(2025年2月9日MV公開)で、MOROKAさんが改札を通過する場面、KOHARUさんがショッピングカートに花を集める場面、MAHINAさんがホームのベンチに座る場面、全員でのパフォーマンス場面が撮影されました。
旧・成田空港駅時代の遺構が残る地下通路も見どころです。稼働中の駅なのでホームに入るには乗車券か入場券が要り、列車の本数も少ないので時刻表を確認しておきましょう。
湘南台駅(神奈川)— HANA『Drop』
相鉄いずみ野線・小田急江ノ島線・横浜市営地下鉄ブルーラインの3路線が乗り入れる藤沢市の駅です。同じ『Drop』で、JISOOさんがトランクを引きながら涙を流す場面、NAOKOさんがホームで列車到着後もダンスを続ける場面、YURIさんが鏡を見ながら表情を変える場面が撮られました。
秘境駅の東成田と、乗換客でにぎわう湘南台。 対照的な2つの駅を1つのMVで使い分けている構成です。
東成田駅
寺社
建長寺(神奈川・鎌倉)— MAZZEL『DANGER』
鎌倉五山の第一位、1253年創建の禅寺です。MAZZELの『DANGER』(2025年8月18日MV公開)で、暗殺者と剣戟をテーマにした和のアクション映像が境内で撮られました。
四色の柱が並ぶ法堂ではRANさんとSEITOさんのダンスバトル、唐門ではEIKIさんと刺客の格闘、龍王殿(方丈) では全メンバーが集まるクライマックスの場面が収録されています。ビルボードジャパンは「建長寺史上初の大規模撮影」と報じました。
拝観は有料で時間が決まっています。現役の寺院で修行の場でもあるため、撮影が制限される区画があります。掲示に従ってください。JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩約15分で、円覚寺や明月院とあわせて鎌倉の寺社巡りができます。
店舗
BMSGのロケ地のなかでは例外的に、気軽に入れる2か所です。どちらもBE:FIRST『Message』のロケ地になります。
DENDA Flowers & Plants(東京・三田)
2022年3月にオープンした花屋兼カフェで、観葉植物や生花とアンティーク家具が並び、店内でお茶も飲めます。『Message』でマナトさんが一輪の薔薇を手にする場面の舞台になりました。
営業は10:30〜19:00、定休日は木曜。慶應義塾大学三田キャンパスの正門近く、路地に面した場所にあります。実際に買い物やカフェ利用ができるので、ロケ地のなかでは入りやすい部類です。ただし花屋なので、店にある花は季節と仕入れで変わります。
CAFE SOULTREE(東京・二子玉川)
倉庫をリノベーションしたカフェです。『Message』で、メンバーが集まるカフェの場面が撮影されました。劇中ではソウタさんとリュウヘイさんが働くカフェとして描かれ、シュントさんが1人でソファに座る場面や、メンバー3人がカウンターに並ぶ場面があります。
営業中のカフェなので、通常の利用として訪ねる形になります。倉庫を改装した造りで天井が高く、内装は入れ替わることがあります。東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」から徒歩またはバスです。
巡り方の組み立て
都内1日コース(BE:FIRST『Message』を軸に)
CAFE SOULTREE(二子玉川) → DENDA Flowers & Plants(三田) → 豊洲ぐるり公園(豊洲)。同じMVの3か所を1日でたどれます。 途中で都営大江戸線新宿駅のエスカレーター(『Mainstream』)を挟むこともできます。
千葉・成田コース(HANA『Drop』)
東成田駅は空港第2ビル駅から連絡通路でつながっているため、成田空港を使う旅程の前後に組み込めるのが利点です。湘南台駅(神奈川)は距離があるので別日になります。
九州遠征
池島(長崎)と押戸石の丘(熊本)は離れており、それぞれ独立した旅程が必要です。池島はフェリーの便数が限られるため、時刻表から逆算して組み立ててください。
入れない3か所
松井建設採石場(茨城)、埼玉ロケーション・イベントスペースR17、首都圏外郭放水路(予約制の見学会のみ)。この3か所は 「行けば入れる」場所ではありません。 計画から外すか、見学会の予約を先に取ってから旅程を組んでください。
CAFE SOULTREE
聖地巡礼で守りたいマナー
BMSGのロケ地は、本来まったく別の目的で使われている場所が中心です。採石場は事業所であり、放水路は治水施設であり、池島は住民の生活の場であり、建長寺は修行の場です。
「アイドルのMVで有名になった場所」として扱われることを、施設側が望んでいるとは限りません。無断で敷地に入る、住宅を撮る、修行の妨げになる──こうした行為は、その場所が今後撮影を受け入れるかどうかに直接影響します。
入れる場所(豊洲ぐるり公園、DENDA、CAFE SOULTREE、建長寺)は普通の利用者として、入れない場所は外から眺めて。この線引きを守ることが、次の作品のロケ地を守ることにつながります。
BE:FIRSTの聖地はBE:FIRSTの聖地7か所にまとめています。「Mainstream」は地下22mの放水路と新宿駅のエスカレーターで撮られています。
※各施設の営業時間・休館日・見学可否・アクセスは変更される場合があります。お出かけの前に、必ず各施設や交通機関の公式情報をご確認ください。
よくある質問
Q. BMSGのMVロケ地に共通する特徴はありますか?
A. 「日常から切り離された空間」に強く偏っています。地下50mの治水施設、7ヘクタールの採石場、無人化が進む炭鉱の島、旧・成田空港駅の遺構、鎌倉五山第一位の禅寺──いずれも観光地として整備された場所ではなく、本来は別の目的で使われている巨大な空間です。カフェや街並みを使う他事務所のMVとは、選定の考え方がはっきり違います。
Q. 実際に入れるロケ地はどれですか?
A. 自由に入れるのは豊洲ぐるり公園、東成田駅(要乗車券)、湘南台駅(要乗車券)、押戸石の丘、建長寺(拝観料)、DENDA Flowers & Plants、CAFE SOULTREEです。首都圏外郭放水路は予約制の見学会のみ、池島はフェリーで上陸できますが炭鉱内はツアー限定。松井建設採石場と埼玉R17は立ち入れません。
Q. 1日でまとめて巡れますか?
A. BE:FIRST『Message』のロケ地3か所(CAFE SOULTREE・DENDA Flowers & Plants・豊洲ぐるり公園)は、いずれも都内で1日で回れます。一方、池島(長崎)と押戸石の丘(熊本)は九州で、それぞれ独立した旅程が必要です。
Q. 首都圏外郭放水路の見学はどう申し込みますか?
A. 予約制の見学会に申し込む必要があります。コースが複数あり有料です。また、降雨の状況によっては施設が実際に稼働して見学が中止になることがあります。訪問前に公式サイトで予約状況と運用状況を確認してください。
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記事で紹介したスポットのほかにも、同じ作品・グループにゆかりのある聖地があります。あわせて聖地巡礼の計画にどうぞ。
- 池島(長崎市・旧池島炭鉱)MV・PV撮影地・長崎県
長崎県長崎市の沖合に浮かぶ「池島」は、かつて炭鉱で栄え、現在は無人化が進み「第二の軍艦島」とも呼ばれる近代化遺産の島。
- 松井建設採石場(常陸大宮)MV・PV撮影地・茨城県
BMSG所属のBE:FIRST(ビーファースト)の楽曲「Sailing」MVのロケ地。
- 建長寺MV・PV撮影地・神奈川県
鎌倉五山第一位の禅寺・建長寺(神奈川県鎌倉市山ノ内)で、BMSG所属MAZZELの楽曲「DANGER」(2025年リリース)のMVが撮影された。
- 首都圏外郭放水路(防災地下神殿)MV・PV撮影地・埼玉県
BMSGグループBE:FIRSTの「Mainstream」(2023年リリース)のMVで「地底から頂点へ」というコンセプトを象徴する冒頭シーンの撮影地。










